<まちライブラリーってなあに?>
まちのカフェやお寺、病院などあらゆる所に本を置く場所を作り、みんなで本を持ち寄って、共有するところです。これは誰にでもでき、短い時間でその人となりがわかります。その本に提供した人がメッセージを残して、次に読んだ人が感想を書いて残すことができます。
そんな「まちライブラリー」が、実は大阪府立大学にもあるんです。
難波にあるサテライト「I-siteなんば」内で「まちライブラリー@ 大阪府立大学」として展開されています。
蔵書0冊から始まる本をきっかけに「人」と「人」をつなげる場、まちライブラリー@ 大阪府立大学。
今回は、そこでスタッフとして活躍されている奥井 希さん(2010年卒の府大OG)にいろいろとお伺いしました!
~まちライブラリー@大阪府立大学とは?~
ライブラリーなのにスタートした時は蔵書が0冊という、前例がなかったことだったので、とにかく面白い人が集まるように仕掛け、みんなで作るような雰囲気を作ってきました。
今では登録者数が老若男女あわせて約800人、イベントも年間100件を超えています。これからも平日仕事終わりに立ち寄ると“何か面白いことが起きている”空間になってほしいです。また、先生を呼んでカフェを行うなど、大学というアカデミックな面を生かしたことをやっていきたいと思います。
~“ワクワク”した瞬間はどんな時ですか?~
一つ目に、人!!いろんな人がいることです。理解の範疇を超える人に会える、話せる、そして参加者が、次にはイベント実施者になるなど、つながっていく。人と人とが出会い、何かが生まれているということを体験することができることです。
二つ目としては、自分の寄せた本にメッセージが書き込まれたのを見つけたときは、うれしい気持ちになりました。
~府大生へのひと言~
大学の中ってまだまだ狭い世界。いろんな人と出会って話すことで、深みがでてくる。ここに来て、世界を広げて欲しいです。
また、ここI-siteなんば内に続き、6月に中百舌鳥キャンパスにも誕生しました。アカデミックさを生かしながら、社会人、教職員、学生をバックグラウンドに関係なく、つなげていく場になっていくでしょう。ぜひ「まちライブラリー」に会いに来てください!
奥井さん、ありがとうございました!
「まちライブラリー@ 大阪府立大学」URL: http://opu.is-library.jp
【取材:
中植 貴之 (MICHITAKERs/工学部 応用化学科 4年)
松田 景太 (MICHITAKERs/大学院工学研究科 物質・化学系専攻 修士1年)】
【取材日:2014年6月16日】※所属・学年は取材当時