先日、岡山県にある水島製造所で、大阪府立大学とサノヤス造船株式会社との技術交流会が行われました。
造船分野、海洋システム関連分野での技術交流を目的として続いているこの交流会。今回は、学生として参加された水上 裕貴さん(工学部 海洋システム工学科 4年)が現地レポートを書いてくださいました。海洋システム工学を専攻する学生の1シーン、ぜひともご覧下さい!

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この交流会はここ数年続いている取り組みで、サノヤス造船の水島製造所に招待して頂き、造船所見学や、サノヤス・府大それぞれの研究成果を発表しあ うものとなっています。今回は11月3日に行われ、府大からは船を中心に流体や構造について研究している教員4名、学生17名で参加しました。

午前中は製造所内を船がつくられる工程にあわせて見学していきました。無数の鉄板から船のブロックがつくられ、さらに船へと組み立てられていく様子を間近で見られるのは圧巻でした。

午後からは交流会が行われ、府大側からは各研究室の紹介もふくめ日夜研究している内容を発表し、サノヤス造船側からは府大と共同研究している次世代船についてや、実際に就航している船の性能をモニタリングしている事例などについての紹介がありました。

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普段研究している内容が実社会でどのように活かされているかは、研究室にいるばかりではなかなか感じられません。また、造船分野で実際に活躍してい る府大のOBさんとも交流することで、普段取り組んでいる研究の意義や伸びしろを感じることができるという点に、この技術交流会の意義があるのではないか と思いました。非常に有意義で刺激ある機会となりました。

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【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2014年11月11日】