2/1にI-siteなんばにて、シンポジウム「子育て教育系キャリア・コラボレーション力育成の到達点―学際化と国際化―」が行われました。

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社会福祉や教育の実践現場の現状に対して、大学がいかに対応できるのか、今後どのような人材育成が必要とされるのかについて、実際に教育や福祉の現場に立つ府大卒業生や現役生、そして有識者が共に語り合うシンポジウムでした。

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有識者や本学教員がそれぞれの取り組みや論点を紹介し、いままさに府大で教育福祉や社会福祉を学んでいる学生や、社会に出て福祉・教育・司法などの枠を越え、さまざまな連携と協働を試みている卒業生や社会人が事例や考えている事を紹介。

その中でフォーカスされていたのは、いかにそれぞれの領域を踏み出して他領域と関わろうとできるかの「主体性」の重要さ。実際の社会の中で福祉を学んだ教員や、福祉を知っている行政担当者のその貴重さでした。

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反面、「連携する」意識を強く持つ環境で学び卒業した後、実際に世の中に出たときの「連携しようと思っていない」周りの環境の多さやそのギャップな ど、いままさにコラボ・連携を考え、進めようとしている層と、それほどその意識を感じていない層との溝をどう埋めるかなどが論点として挙げられていまし た。

最後に、現役学生から出た「いままさにこの新しい領域をもがきながらも学んでいる学生こそが教育福祉学に取って『学びの結晶』。だからこそ我々はこ の先も主体性を持って新たな存在になるべく、努力していかなければいけない。」という一言に会場内の聴衆は強く共感。数々の問題が山積している中でも、若 い力が中心となって課題解決向けて進む姿に期待と希望を重ね見ることができる議論となりました。

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<参考登壇者・関係者からの開催前メッセージ>
梶川 理夏子さん(府大2012年度卒 中学校教員)
古志 麻由香さん(人間社会学部 社会福祉学科4年)
http://goo.gl/uF7apP

畠山 尚之さん(地域保健学域 教育福祉学類 3年)
主催者事務局:教育福祉学類 コラボ支援推進室
http://goo.gl/UvjJ1s

 

【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2015年2月1日】