6/3、中百舌鳥キャンパス内の国際交流会館「I-wingなかもず」に、カナダのトロント大学剣道部の学生がお見えになり、府大の剣道部のメンバーや学長・理事・国際交流推進機構長が一同に集い、国際交流に焦点を当てたセミナー「剣のチカラ」が行なわれました。
http://www.osakafu-u.ac.jp/extension/evt20150603.html

スポーツを通じた国際交流の意義や素晴らしさを皆で感じ、共有することに焦点をあてる事を目的としたこのセミナーには学内外から約９０名が参加、熱気あふれる空間となりました。
堺市のスポーツ推進課長からは、堺のスポーツ国際交流についての紹介があり、その後、剣道部部長として永らく大阪府立大学剣道部を率いてこられた濵口 雅行 教授（教士八段）からは、剣道部が20数年にわたり続けてきたカナダやオーストラリアの大学との交流や合同稽古の様子が紹介されるなど、英語と日本語が入 り混じった様々な刺激的な発表が行なわれました。

中でも、濵口先生の「稽古」に対する精神を英語で説明されたシーンや、剣道部OGでもあり、先日東京で行なわれた世界選手権で中国女子チームのキャ プテンを務められた総合科学部卒業（2002年）の劉 倩（リュウ チェン）さんが当時と今を振り返ったスピーチの中で「色々な国に赴任した際、私は竹刀を持ってその国の道場を尋ねることができ、次の週には分かり合える友 がたくさん出来た。その上で思う。自分の目で色々な文化に触れ、いろいろな国の人と触れ合う事はとても必要だ。」とおっしゃていた言葉がとても印象に残り ました。

本学は、「I-wingなかもず」を舞台にした地域活性化に向けた国際交流事業の可能性を探っています。今回のセミナーは、大学のクラブ間交流から 派生するさまざまな「出会い」や「つながり」実感するとともに、多様な国際交流のあり方を考えることができ、とても有意義な場となりました。

そして翌日は、トロント大学と大阪府立大学の両剣道部は、体育館で合同稽古を行ないました。今後も良い交流が続きますように！

◆おまけ
剣道部さんが保有されていました、台湾の大学と交流された時にプレゼントされた「大阪府立大学　剣道」の絵文字。この国の文化にある「花文字」のようなテイストで、文字の中にたくさんの剣士たちが稽古に励んでいる様子がとてもクールです！
【取材：皆藤　昌利（広報課）】
【取材日：2015年6月3日】