IPA(情報処理推進機構)が公募する「未踏IT人材発掘・育成事業」(通称:未踏事業)の2015年度公募結果が発表され、工学研究科の石丸 翔也さん(博士前期課程2年)の応募テーマ「心の状態を可視化するシステムの開発」が採択されました!

公募結果はこちらから(IPA Webサイト)

採択のお話を伺わせていただいた際には辻学長と今井広報担当理事も訪れ、激励の記念写真も撮らせていただきました。
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「未踏IT人材発掘・育成事業」とは、IT技術を駆使しイノベーションを創出できる、若く天才的な逸材(スーパークリエータ)を発掘・育成すること を目的としたプロジェクトの事で、石丸さんの場合は東京工業大学の首藤一幸准教授がプロジェクトマネージャーとなり、温かくも厳しい個別指導の元、1年間 の猶予で開発を進めていきます。
今回採択された16件のテーマに関わるメンバーを「未踏クリエータ」と呼び、その中から卓越した成果を挙げた数名が「スーパークリエータ」として認定されていきます。

歴代のスーパークリエータ

石丸さんは大学院工学研究科の修士課程2年生。黄瀬 浩一 教授の知能メディア処理研究室に所属しています。主な研究テーマはグーグルグラスなどのウェアラブルデバイスを活用したライフログに関する研究。人が「何 を見た」「何を書いた」はもちろん「まばたきした」「あいづちした」までをもログに取り込み、「何を認知した」までを可視化していくことを研究していま す。

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また、研究内容を発展させたり、身に付けたプログラムの能力などを生かして、学外の様々な活動やプログラムコンテストなどにも積極的に参加。数々の優秀な成績を残しているすごい院生さんです。

参考:石丸さんブログ

今回の未踏事業で石丸さんが採択されたテーマは「心の状態を可視化するシステムの開発」。
「見聞きしたり話したりするペースや何気ない生活のリズムは、ちょっとした気持ちの変化に大きく影響されています。これまで進めてきたライフログの研究を 活かし、ストレスなどで日々変化する心の状況を『見える化』できればと考えています。体温の変化として体の不調を知らせてくれる体温計のように、心の不調 を知らせてくれるシステムで多くの人を幸せにできるものを世に出せれば嬉しいです」と、石丸さんは話します。

石丸さんの事業計画では、年内に先行版をリリースし、仲間に協力してもらってテスト使用&フィードバック。その意見を反映し、1年の事業期間の中で 成果物を世に出すまで持っていきたいそうです。この先もいろいろな課題や困難が立ちはだかるかもしれませんが、石丸さんならその壁をさらに越えていく気が します。

そんな石丸さんの将来のビジョンもお聞きしました。ドイツのDFKI(ドイツ人工知能研究センター)に研究留学した経験も持つ石丸さん、「まずは今 この立場・環境で掴める事は全力でやりたい、将来はぜひ、面白いと思える環境に身を置いて、そこでもモノを作りたい、そして海外にもチャレンジしたい。」 と語ります。
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これからも様々な形で石丸さんの活躍を発信させてもらえたら、大学人としても光栄だなと広報担当者は思いました。綺羅星のごとく、優秀な学生さんやOBOGが本当にたくさんいらっしゃると取材を重ねるごとに感じます。

石丸さん、本当におめでとうございます。そして、めざせスーパークリエータ!!
これからのご活躍をこころより応援しております。

 

【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2015年6月16日】※所属・学年は取材当時