大阪府立大学で日夜進められている様々な研究を世の中にお届けしたい!
その研究がどのように世の中に役立っていくのかを出来る限り分かりやすく伝えたい!
現在広報課では、そういった想いで大学内に点在するさまざまな研究ニュースを取材しています。

今回は羽曳野キャンパスからレポート。2015年5月、障がい者スポーツ「ボッチャ」の全日本代表チームの強化練習が羽曳野キャンパス体育館にて行なわれました。

ボッチャとは、重度脳性まひ者や同程度の四肢機能障がい者のために考案されたヨーロッパ発祥のスポーツ。ジャックボールという白いボールに赤と青の革製のボールをいかに近づけられるかを競うターゲットスポーツです。ここぞの一投は集中力が問われる静かな緊張感あふれるスポーツ!

そしてパラリンピックの正式種目でもあります。

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このボッチャと大阪府立大学との架け橋となっているのは、地域保健学域長でもある総合リハビリテーション学類の奥田邦晴教授です。

奥田先生のご専門は障がい者スポーツで、ご自身も理学療法士です。スポーツを通じた障がい者の社会参加促進や、障がい者スポーツへのバイオメカニクス技術の導入などの研究アプローチから、ボッチャの普及・振興にたずさわってこられました。

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現在は日本ボッチャ協会の理事長も務められ、教え子でもある助教の片岡正教先生や理学療法学専攻の院生・学生たちと共に、ボッチャ日本代表チームの強化・運営に関わっております。

この日の強化合宿も、羽曳野キャンパスで理学療法学を学ぶ大阪府立大学の学生・院生たちがスタッフとして多数参加しておりました。

ボッチャ日本代表チームのコーチやスタッフは、理学療法士、支援学校の教諭、体育大学の教員、そして府大の教員・院生・学生などで構成されています。

なんと先日ポーランドのポズナンで行われた世界大会では、Team BC1/2というクラスでなんと金メダルを獲得されたそうです!2016年のリオ、そして2020年の東京パラリンピックでも活躍が楽しみですね!

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総合リハビリテーション学類の研究者・学生が関わるボッチャ日本代表合宿の強化合宿。
チームにも、大学・学生にも、さまざまな相乗効果が生まれています。

強化合宿の様子と、奥田先生・片岡先生からのビデオメッセージを紹介ムービーにまとめました。こちらもどうぞご覧下さい!
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最後に、代表の活動に関わっているみなさんから、貢献できていることや得ていることなどをお伺いしました!

◆総合リハビリテーション学類 片岡 正教 助教
-障がい者の自立した生活を支援する専門職として、学生には多くの気づきを期待-
kataoka

 

◆総合リハビリテーション学類 理学療法専攻 4年 加藤 翼さん
-スポーツの経験と理学療法の学びが、障がい者スポーツへの関わりのプラスに-
kato

 

◆日本ボッチャ協会 河合 俊次 競技局長
-バイオメカニクスが「ただ投げる」というようなこれまでの練習に大きな変化を-
kawai

 

それでは、次回の府大研究レポート、どうぞお楽しみに!

【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2015年5月30日】  ※所属・学年は取材当時