学部(府大では学域)時代の4年間に比べ、大学院生になると研究活動が日常の中心となり、国内外様々な学会にも参加します。こういった大学院生の姿は、受験生のみなさんが思う「大学生」のイメージからは中々遠いかなと広報担当者は思っています。

そこで今回、大学院工学研究科博士後期課程1年の根岸信太郎さんから国際学会レポートが届きましたのでご紹介したいと思います!

根岸さんは大学院で「電力システム工学」を専門とされています。受験生のみなさんから見ると、工学域 電気電子系学類の中の電気電子システム工学課程の流れとなり、日常生活に欠かせない電力の安定供給技術について学ぶ学問です。

大学院生の日常のひとコマとして、どうぞご一読下さい!

みなさん、こんにちは。工学研究科D1の根岸信太郎です。電気情報システム工学分野で電力システム工学を専門としています。

10月19日~22日まで、ベルギー・ブリュッセルで開催された5th Solar Integration Workshop (SIW) と14th Wind Integration Workshop (WIW) に参加して研究成果の発表をしてきました。

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こ の国際会議ではその名の通り、太陽光発電と風力発電をどのように既存の電力系統に導入していくかについて、その最新の研究成果の発表・議論が行われていま す。これまで、ヨーロッパ各地で開催され、再生可能エネルギーの普及が進むヨーロッパにおける代表的な再生可能エネルギーに関する学術交流の場といえるで しょう。

私は太陽光発電の出力予測方法について研究成果の発表を行いました。初めての国際会議でしたので、すごく緊張してしまい個人的には納得のいかない発表の出来だったのですが、発表後の反響もあり、多少つめあとは残せたのではないかなと思います。

また、再エネ先進国であるヨーロッパでの国際会議なので、国内の学会発表では聞けないような着眼点・発想の研究や再エネ普及後の電力系統の課題について、とても勉強になる研究発表が多くとても刺激的でした。

 

ま た、ベルギーはビールやチョコレート、ワッフルにムール貝など、食がとても豊かな国です。夜はブリュッセルの中心地に繰り出し、あまたあるベルギービール を堪能しました。ブリュッセルは観光・ビジネス拠点でもありますので、多くの観光客・仕事帰りのビジネスマンなどが喫茶店に行くような感覚でビールバーに 通う姿が印象的でした。

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今回人生2度目の海外、初のアジア以外の国でしたので、不安なことが多かったのですが非常に充実した1週間でした。

つ い1年前までは一度も海外に行ったことがなく「海外って治安も悪いみたいだし、なんだか億劫だなあ」と漠然と感じていたのですが、実際に行ってみると思っ た以上に普段通り過ごすことができ、カタコトの英語でもなんとか通じるので不自由は感じませんでした。また、日本では得られなかったかもしれない知識・経 験を得ることができるので、ぐっと視野が広がったように感じられます。

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次回のSIW、WIWは2016年11月15日~18日にオーストリアのウィーン(Vienna)で開催されます。最新の再生可能エネルギー技術・ヨーロッパの動向について知りたい方は、是非参加してみてはいかがでしょうか?

 

根岸さん、レポートありがとうございました!今後のご活躍を応援しております!!

 

【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2015年10月30日】