先日、次世代の個人用車両「パーソナルモビリティ・ビークル」を見学すべく、工学研究科 機械工学分野 機械力学研究室にお邪魔しました!学長・記者懇談会の会場となるI-siteなんばまで安全に運べるのか確認しに行ったのですが、ついつい 目的を忘れてその珍しいフォルムに魅了されてしまいました。

パーソナルモビリティ

この車体は、みなさんがご存知の「セグウェイ」と原理は同じものだそうで、操縦者の重心移動によって車両が動く仕組みです。排気ガスがないこと、電気を効 率的に使用していることなどからクリーンな次世代車両だと言われています。この研究室では、急に止まりたいときの制御方法や、パーソナルスペース(他者の 侵入によって不快感を感じる領域)を侵害しないように自動感知する仕組み作りなど、どうやったら安全な乗り物になるかを中心に研究しているそうです。

パーソナルモビリティ

研究室のみなさんが乗っているのを見ると簡単に操縦できそうな気がするのですが、初めての人が載ると転倒のおそれもあり、30分程度の練習が必要だそう。現在日本では、公道での走行は実験エリアに限定されているそうです。より安全性の高い便利な乗り物になれば、普及する日も近づくかもしれません。

なぜこの研究室を選んだか聞いてみると、「次世代の車両」を研究してみたいと思った学生さんもいれば、研究室自身の雰囲気に惹かれた学生さんも。とても暖かい雰囲気の、ここから新しい乗り物が生まれそうなエネルギー溢れる研究室でした!

【取材:玉城 舞(広報課)】

【取材日:2016年2月2日】