2/29に虎ノ門ヒルズで開催された、文部科学省EDGEプログラム主催の「エッジコンペ2016」で、本学学生5名のチーム「Pepper & Sugar」が11組による決勝プレゼンテーションに進出し、「人間視点での洞察が特に優れたアイデア」としてSilver awardとオーディエンス賞とをダブル受賞しました!

Pepper & Sugar1

 

メンバー等の詳細は下記の府大Webサイト記事をご参照ください。

大阪府立大学EDGEプログラム(Fledge)受講生チームが「エッジコンペ2016」でSilver awardとオーディエンス賞を受賞
http://www.osakafu-u.ac.jp/news/2015/nws20160302/

 

「Pepper & Sugar」は決勝プレゼンテーションで、電車の席などを譲りたくても譲れないという社会課題を解決する“ゆずLINK”というアイデアを発表しました。

■ゆずLINK
必要な人に必要な席を提供するため、見た目以外の判断方法で電車内の座席の譲り合いを促進・円滑化するスマートフォンアプリケーション。

Pepper & Sugar2 Pepper & Sugar3

 

このたび、メンバーからのコメントを頂きましたので紹介したいと思います!

メンバーのコメント
■代表:長野 将吾(大学院工学研究科 機械系専攻 博士前期課程1年)長野将吾さん
このコンペでは「これからの安心豊かな都市生活」というテーマを元に、5倍を超える倍率の予選を勝ち上がった11のチームが2週間を通してアイデアの創出を行いました。形式上、最年長の僕が代表を務めさせていただきましたが、メンバー5人全員がリーダーシップを持って主体的に行動できた点が受賞に結びついたのだと考えています。また、一流企業の社会人や全国の予選を勝ち上がった学生の中でダブル受賞ができたのは、メンバー間で密にコミュニケーションが取れていた点と心の底からこのコンペを楽しんでいた点が審査員の方々に伝わったのではないかと考えています。

 

■石黒 奎太朗(現代システム科学域 知識情報システム学類 4年)ishiguro
「これからの安心豊かな都市生活」というテーマで、私たちPepper&Sugarのメンバーは寝る間も惜しんで、もがき苦しみながらも楽しく2週間を過ごしました。そして、EDGE INNVATION CHALLENGE COMPETITION(通称EDGEコンペ)で個人的に感じたことは、異分野融合の素晴らしさです。各メンバー自身の専門分野だけの視点では気づかない意見によって、チーム全員が日々刺激され、高めあうことができました。

また、ノーベル化学賞を受賞された田中耕一さんが『独創は一人の天才の力ではなく、チームワークによって生まれる』とおっしゃっているように、チームワークは大きな武器で、このことをチーム全員が理解していたからこそのW受賞だと考えています。EDGEコンペで得た経験と縁を活かして、各チームメンバーがそれぞれの分野で更に活躍することを願っています。

 

■清水 皇稀(生命環境科学域 応用生命科学類 4年)清水 皇稀
大会期間中は本当に充実した時間でした。真剣に新しいものを考えるという感覚が刺激的で、またこのような機会があるならば、可能ならば同じチームで参加したいと思います。また、本当にたくさんの方から助けていただきました。今回、賞をいただけたのも自分たちの力だけではできませんでした。当たり前のことかもしれませんが、あらためて人に頼ることの大切さとありがたさを感じました。 今回の結果に満足せず、自身のさらなる成長につなげていきたいと思います。

 

■三浦 成浩(現代システム科学域 マネジメント学類 3年)三浦 成浩さん
この度、今年で2年目となるEDGE INNOVATION CHALLENGE COMPETITION 2016において審査員が選ぶ“Silver Award(人間視点の部)と当日の来場者の皆さんが投票で決めるAudience Awardのダブル受賞を受けることができました。これまで、Fledgeの職員さんや先輩方をはじめ、様々な方々のご協力があったからこそ獲得できた賞となりました。この場をお借りして今一度、御礼申し上げます。今回の結果に満足せず、コンペティションを通じて得た気づきや学んだことを生かして今後もイノベーションを起こし、社会をよりよくできるアイデアを発起できる人材になれるよう精進したいと考えております。

 

■村上 美詞(地域保健学域 教育福祉学類 3年)村上 美詞
本コンペは「科学技術×人間視点」がキーワードでした。私にとって科学技術の話はいつもワクワクします。一方人間視点に立つと、明るい話ばかりではありません。私たちが取り組んだテーマも「必要な人に席を譲る方法」というお堅いものでした。それを解決し、いっそ幸せに繋げられないか。府大内の様々な分野の方と出会い、議論を重ねて形にしたのが「ゆずLINK」でした。 ながらく改善されなかった問題が、異分野のモノとの出会いで熱をもって動きだす、かもしれない。とても心躍る2週間でした。

受賞につきましては、府大の先生方、職員の皆さま並びに先輩方から温かく示唆に富んだご助言を幾度もいただいたおかげと、深く感謝しております。誠にありがとうございました。

 

チーム「Pepper & Sugar」の5名のみなさん、本当に受賞おめでとうございます!!

Pepper & Sugar4

 

【取材:皆藤 昌利(広報課)】※所属・学年は取材当時
【寄稿日:2016年3月4日】