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大学院経済学研究科には、「経済学」「経営学」「観光・地域創造」の4専攻があり、なかでも経営学専攻と観光・地域創造専攻では交通アクセスのよい難波のサテライト教室で多くの社会人大学院生が学んでいます。
それら社会人大学院の講義取材として、2015年10月30日(金)、I-siteなんばで行われた、経済学研究科 観光・地域創造専攻の「都市文化デザイン演習」の中間発表にお邪魔しました。

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花村周寛 准教授が担当する「都市文化デザイン演習」では、“まなざしのガイドブック”をテーマに、新しい地域ブランディングの手法を模索する授業として南海電鉄沿線の駅周辺をフィールドとして演習を行っています。南海沿線の100駅から各グループ好きな駅を選び、現地でのフィールドワークや調査・取材を通して、駅周辺地域の新たな魅力を発掘し、新しい視点でのガイドブックを仕上げていきます。今回の学生は「尾崎」「忠岡」「深井」の3駅を選びました。

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さすが社会人の皆さん、プレゼンテーションにも慣れており、ウィットに富んだ発表をされていて感心しました。各グループとも、丹念に地域の歴史や特色を調べながらも、どのように新たな地域資源を見つけ、新しいイメージで表現・発信するか、苦労している様子がうかがえました。それぞれの発表に続き、学生同士による質疑応答。鋭い質問や指摘が出ますが、発表者もしっかり回答していきます。発表者と質問者のやり取りを見ていて、普段から実践現場で鍛えられている社会人ならではの学びの様子だと感じました。
この演習では、発表と教員によるクリニック(診断)を何度か繰り返しながら完成度を高め、ガイドブックを完成させていきます。

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学生皆さんは、お仕事やご家庭での時間をやりくりして、少ない時間で現地調査に出掛けたり、調べたりと大変なことと思いますが、皆さん活き活きとしており、学域やほかの大学院とはまた違った活気を感じました。
週末の授業でしたので、授業後は懇親会へ。同じ目標を持った異業種の学友と交流できるのもまた社会人大学院の魅力ですね。

【取材:遠藤 正章(広報課)】※所属は取材当時
【取材日:2015年10月30日】