生命環境科学域 附属教育研究フィールドでは、教育・研究への支援、および地域社会への貢献のため様々な資源植物を栽培し、様々な取組みを行っています。
http://www.plant.osakafu-u.ac.jp/field/

それら取組みの1つとして、JAバンク大阪および堺市からの助成を受け、パパイアの露地栽培プロジェクトを実施しております。パパイアは1年単位の生産であれば、路地でも比較的容易に栽培できることが教育研究フィールドで確認され、来年度からは生産量をアップする予定です。


参考:休耕田などでパパイアを 府立大と堺市がコラボ(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASJCT5323JCTPPTB00B.html
(新聞社サイトの公開期間が終了し、リンク切れとなっている場合はご了承ください)

しかし、あまりなじみがない食材のため、購買していただくためには調理の工夫が必要です。そのため、このプロジェクトでは一般家庭やレストランなどで活用可能なメニューも開発し、栽培されたパパイアの消費及び需要の拡大をめざしています。そういった背景より、1/25に羽曳野キャンパスで、総合リハビリテーション学類の学生による教育研究フィールド産のパパイアを使ったメニューコンテストを開催しました。

調理中の大阪府立大学生

堺市産業振興局の田中参事、江本主査、(株)満月社長高道氏、料理講師の吉田先生、環農水研の谷本主幹研究員、そして教育研究フィールドの川端技師が審査委員を務め、また総合リハビリテーション学研究科の黒川先生、人間社会システム科学研究科の森田、そしてURAセンター雨田氏が全体運営を務めました。

papaya2

参加された学生の皆さんはたいへん手際よく調理を行い、前菜からメイン、デザートに相当する幅広いメニューがパパイアから創造されました。また、プレゼンテーションでは、各メンバーからメニューに対する熱いメッセージが送られました。いずれも秀悦な作品で、優勝作品には「パパイアのココナツ香る蒸しケーキ、しそ巻きパパイア」が選ばれました。
各審査員からは、パパイアの特徴をいかに出すかが良く考えられており、かつ料理もたいへんおいしくて本当にすばらしかったとのコメントをいただきました。

たいへん楽しく、明るい雰囲気のコンテストとなりました。

関係者で記念写真

【報告:森田 裕之(人間社会システム科学研究科 教授)】
【取材日:2017年1月25日】