獣医師試験合格

獣医学科(平成24年度卒業)
和田一樹さん

堺市保健所 食品衛生課

獣医師に限らず、国家試験とは、本学等で学んだことの集大成。それぞれが想い描く夢の登竜門であり、社会に羽ばたくための試練だと思います。そのため、私にとって乗り越えなければならない壁は高く立ちはだかりました。

当時、試験勉強期間は、一日中参考書と向き合えど合格点は遠く、終わりの見えない競争で、常に大きな不安がありました。しかし、文字通り親身になって御教授頂きました先生方、家族のような同期学友、さらには偉大な先輩方や優しい後輩達。
多くの方の支えがあり、無事、国家試験に挑むことができました。

学生時代の1コマ

獣医師となった今振り返ってみると、苦しく辛い思い出でもありますが、それ以上に、多くのことを学び得た期間でした。これから本学で夢を叶えようとされる皆さん、周囲の方々とともにその実現に向かって頑張ってください。

獣医師試験合格

獣医学科(平成27年度卒業)
箕浦千咲さん

環境省 九州地方環境事務所 対馬自然保護官事務所
(対馬野生生物保護センター)

獣医師になるため大学6年間をかけて勉強し、その全ての知識を総動員して受験する国家試験。

国家試験の模試問題を初めて解いたときには、問題の難易度、必要な知識の幅広さに愕然としました。思い返すと、2年次に専門科目の履修が始まってからは、試験のたびに学科の仲間と助け合い、励まし合い、たくさんの荒波をくぐり抜けてきたはずでした。毎度必死になって沢山勉強してきたと自負できる6年間だったはずなのに、最後の最後に一番高い壁が待ち受けていたのです。

学生時代の1コマ

先生が手配して下さった国試勉強用の部屋に朝から晩までこもって勉強する中で、頼れるのはやはり仲間と、自分が今まで書きためてきた講義ノートでした。友達と、どうしても覚えられない部分の替え歌や語呂合わせを作ったり、わからないことはすぐにお互い聞きあったりして、不安とプレッシャーに押しつぶされそうな辛い勉強期間を乗り越えたことは、今でも私の自信になっています。

獣医師免許を手にしてから約一年。「命を扱う」責任感が伴うこの資格を得るためには、あの辛くて楽しくて充実していた日々が、欠かせなかったのだと感じます。