I-siteなんば「まちライブラリー@大阪府立大学」で2017年9月26日(火)に開催された第37回アカデミックカフェでは、カタリストに高等教育推進機構の清原 文代 教授をお招きし、「スマートフォンで学ぶ中国語」をテーマにお話いただきました。
最初の本&自己紹介タイムでは、中国語で話される方が何人もおられ、このイベントに対する意気込みを感じました。
清原先生の専門は中国語教育で、日本語母語話者向けの中国語教材の開発、特にICT(Information and Communication Technology)を利活用した教材の開発をテーマに研究しておられます。
さて、どのようにしてスマートフォンで中国語を勉強するのか?
まずはスマートフォンの設定を中国語入力(キーボード入力・手書き入力・音声入力)ができるように変更します。
そしてアクセシビリティ機能を利用して、文字を合成音声で読み上げることができるように設定します。
たったこれだけのことで、いつも持ち歩くスマートフォンやタブレットがとても便利な学習道具になります。他にも清原先生の授業でのスマートフォンの活用の仕方や、役立つWebサイトのお話などを展開。また、手軽に学習できるアプリを多数紹介されました。
スマートフォンの設定を少し変えるだけで、ここまで便利かつ学習に使えるようになるのか!と、聴衆も真剣に聞き入っておりました。
特に音声入力を声調の練習に使うというのは、スマートフォンならではの学習方法ですね。
一人での学習だと、発音の練習・確認をすることが難しかったりしますが、これでグンと学習のしやすさがあがります。
先生の軽快なトークとともに、時折笑いも起こる、あっという間の2時間でした。
【取材日:2017年9月26日】※所属は取材当時