12/4、IRIS(大阪府立大学理系女子大学院生チーム)に所属している、工学研究科 電子・数物系専攻 数理工学分野 M1 清水乃有(しみず のあ)さん、理学系研究科 生物科学専攻 Nanosquare拠点研究室 M1丸本萌(まるもと もえぎ)さんのお二人にお話を伺いました。

IRIS(理系女子大学院生チーム)とは
お二人が所属していらっしゃるIRISは、大阪府立大学で研究に励む理系女子大学院生のチームです。
サイエンスの世界ではまだまだ少ない女性研究者として、理系を目指す女子高校生に話をしたり、地域に出向いて「IRISサイエンス・キャンパス」(科学の体験イベント)等を実施し、小・中・高校生に科学の楽しさやおもしろさを広めるための活動をしています。

 

●なぜ理科・科学を好きになったのでしょう?
清水 小学生の頃、地域の理科実験の体験に参加したことがきっかけでした。
とにかく楽しいという印象が強く、難しい、大変だ、というような印象はありませんでした。 

丸本 はっきりとは覚えていないのですが、気が付いたらもう好きになっていました。清水さんと同じく地域のイベントごとにはよく連れて行ってもらっていたことは覚えています。数学は苦手でしたが、理科は本当に楽しく、楽しいことをしたいという気持ちが強かったです。

 

●第一志望?府大に来た理由
丸本 第一志望でした。家が近所だったので、色々なところで大阪府立大学の名前は聞いていました。オープンキャンパスでここに入りたいと思える研究室を見つけ、府大を志望するようになりました。

入学後、様々な分野を学ぶ中で、研究したいと思える分野も変わり、高校当時入りたいと思っていた研究室とは違う研究室に所属しています。

清水 中期日程で合格し、第一志望ではありませんでした。中期日程は工学域に行く学生に選択肢を増やしてくれるとてもいい機会だと思っています。

私も、中期日程があったことで選択肢が増えた人間の1人であり、そんなご縁があって大阪府立大学に入学させていただきました。今は、IRISの活動を含め、色々な人と科学や理科の楽しさを伝えることができてとても楽しいキャンパスライフを送っています。

 

●学部時代はどのような学生でしたか?
丸本 もともと生き物が好きで、テストの得点源になっていたのも生物でした。しかし、大学に入ってからは成績が振るわず少し悩んだ時期もありました。

勉強を進めていくうちに、分子生物学や生態学など生物という学問自体が細分化され、その中で好きなものを見つけることができました。もう少し勉強したいと思えるようになり、大学院への進学も決めました。

部活動は、天文部に所属していました。高校のときから天文部で、今も社会人の方と一緒に観望会のお手伝いをしています。
ずっとひとつのことを続けていると、知識や情報が集まり、どんどんと続けられるようになることを学びました。

清水 もともと建築系の学部に行きたかったのですが、電気電子系学類に入学したので、入学当初はあまり興味を持って勉強に励めてはいませんでした。しかし、いろいろ勉強していく中で自然と興味の出てくるものはあるもので、学部から大学院へあがる際に、進学と就職を天秤にかけ考えたときにもっと学びたいと思い、大学院への進学を決めました。

サークル活動は、アカペラサークルONEBEENSに所属していました。高校まではクラシックバレエをしていたのですが、受験のときにやめてしまいました。大学では心機一転新しいことを始めよう!ということでアカペラに入ったものの、高校までずっとしてきていたことを変えることにはやはり葛藤があり、私は今何をしているのだろうという気持ちが出てきたこともありました。

しかし、東京遠征など今までになかった経験や多くの友人ができ、今はいい経験をさせてもらったと思っています。大学院に進学した今はアカペラに関わる時間は少なくなりましたが、そのときの繋がりは今も続き、研究の話も、アカペラの話もできる良い仲間がたくさんできました。

 

将来の夢を教えてください。
丸本 観望会の時に、木星を見たおばあちゃんがとてもいい笑顔をされていました。

その笑顔が忘れられなくて、私も70歳80歳になっても新しいことを知る感動を忘れないような人になりたいと思いました。

清水 将来は、ものづくりで人に直結できる仕事に就きたいと考えています。

私がここまで生きてくるのにたくさんの人に恵まれ、本当にお世話になってきました。今までお世話になってきた方々に私が専門として学んできた「ものづくり」という形で恩返しがしたい。というのが今のモチベーションになっています。

 

●最後に後輩へのメッセージをお願いします。
丸本 好きなことはずっと続けたらいいと思います。続けることで、見える世界は広がります。

そんな中でも、せっかく大阪府立大学という総合大学に来たのだから色々見て欲しいという気持ちがあります。府大には色々な人がいて、その人ごとに「見ているもの」が違います。多くの人の価値観に触れ合えるのも総合大学の強みだと思います。

清水 何でも興味を持ってほしいです。
どこに自分が活躍できる場があるかは誰にもわかりません。

今の研究室も、めざしている就職先も、大学入学当初には思ってもいない場所でした。
府大は幅広く勉強ができて、自分の可能性を広げられるところです。

たくさん見て、たくさん経験して、自分の活躍できる場を見つけてください。

学長との座談会でのひとコマ

 

 

【取材日:2017年12月4日】
【取材:現代システム科学域マネジメント学類 右大輝】※所属は取材当時。