筒井教授、写真

5/24、国際交流会館I-wingなかもずにて、エンブリー・リドル航空大学(ERAU)の筒井 久弥 教授に、国際社会に飛び出したいと考えている学生や教職員等向けに「大阪人のアメリカ体験記」と題して講演を行っていただきました。

ERAUはアメリカ、アリゾナ州にある大学で、アメリカの民間航空会社のパイロットの4割がこの学校の卒業生ということで、アメリカでは航空関係の学校として有名な学校です。

筒井先生は、大阪市出身で、なんとお母様は大阪女子大学ご出身ということでした!お兄さんがハワイに留学したことをきっかけに、アメリカに留学しイリノイ大学・大学院をご卒業されました。現在はアメリカ エンブリー・リドル航空大学理学部数学科にて教鞭をとっておられます。

筒井先生、写真

講演では、数学的確率にまどわされないように、ということを示す興味深い実験が行われました。折り紙を全員に配り、色のついた面を下にして右下の頂点から1回でたらめに折る、という実験です。その結果、会場にいたほとんどの人の折り紙は三角形・四角形になりました。
ところがこれを数学的な確率で見てみると、本来五角形になる確率が一番高く、三角形になる確率はわずか6%強、四角形でも37%ほど。
この実験から、数学的な確率と事実に大きな開きがあることを示していました。


実験の様子、写真

さらに、例えとして、心斎橋駅で「戎橋はどうやって行けばいいですか?」を関西弁で「戎橋ってどうやって行けばいいですか?」と聞いた場合と外国人風に「戎橋 どこ?」と聞いた場合の人々の反応の違いについて話されました。

この話の教訓は、アメリカなどの欧米に行くと私たち日本人は「アジア人」にしか見えず初めから英語が話せることを期待していないということ。


例え英語が話せたとしても日本語と同様、話しやすい人とそうでない人がいる。だから、英語がうまくしゃべれないから伝わらない、というのは案外思い過ごしであるということを伝えられました。

質疑応答の様子、写真

他にもさまざまな例えや実験を行ったり、随所にユーモアを取り入れたりと、始終笑いで会場が明るい雰囲気に包まれていました。講演を聞いた学生の中には「先生の言葉をお土産にアメリカでの研究をがんばります!」との声や「先生のような講演ができようになりたい!」など筒井先生の狙い通り、この講演でさまざまな人の背中を押していました。

【取材日:2018年5月24日】※所属等は取材当時