夢をつかんだ卒業生が、自身の経験や現在の仕事にまつわる興味深い話題を在学生に語る大阪府立大学校友会主催の世代間交流会「夢こもんず」。

今回は年に1度の特別編ということで、卒業生ではなく3名の在学生が登壇しました。
それぞれにユニークな経歴と活動を行なっており、考え方も三人三様ですが、彼らには大きな共通点があります。それは「様々な経験を経て、今は心の底からワクワクして打ち込める“なにか”を持っていること」です。

今回の夢こもんずに参加した学生は、その大半がこの春から大学生になった1年生でした。大学生活に夢と希望を抱いている彼らに、夢と希望を同じ様に追いかけてイキイキと活動している先輩3人が、熱く思いの丈を語ってくれました。

登壇者プロフィール

木村和幹さん
工学域 機械系学類 2年
北野高等学校卒業
学生団体STUDY FOR TWO関西地区代表/元SSSRC(CanSatプロジェクト)/国際フェス運営委員

 

丸末皓太さん
工学域 電気電子系学類 3年
大阪桐蔭高等学校卒業
tryangle株式会社 フロントエンドエンジニア

 

佐々木裕也さん
工学域 機械系学類 4年
大阪府立三国丘高等学校卒業
元友好祭実行委員長(第56回)/学生団体Share Campus!代表/グッドタイムリビングなかもず 学生リーダー/NPO法人 やましろきっづサイエンス 塾事業部長

 

木村和幹さん 講演の様子

木村和幹さん「最初の歩み方」

某超難関校への受験失敗も含めた人生を振り返ると、「周囲環境に選択肢を用意されてきたな」と感じています。この先は、環境に選択肢を狭まれないために、僕自身が意識していること、そして大学生になったばかりの後輩の皆さんに意識して欲しいことを紹介しようと思います!

・視野を広げる
大学には様々なコミュニティが存在します。これまで全く興味のなかったものでも、実際に見て聞いて体感してみることで、その魅力に気付くことがあるかもしれません。
そのためには「いろんな人に会って、多様な価値観に触れること」が大切だと思います。私自身、高校生までは勉強という評価軸しか持っていなかったのですが大学に入り、<夢に向かって走っている人>、<自分とは違う評価軸を持つ人>と出会ったことで視野が広がり、人生の選択肢が広くなったと感じています。

・将来像をクリアにする
自分のなりたい姿をイメージせずに、ただただ時間を浪費してしまうよりも、なりたい自分を明確にイメージして、そこまでの道のりを設計することが大切です。
そのためには「自分を言語化する」ことが有効だと思います。言語化して自分の将来像の解像度を上げることで、今この瞬間から理想の将来像に向けて行動し始めることができるのではないでしょうか。

 

丸末皓太さん 講演の様子

■丸末皓太さん「Hello,world」

私は皆さんに「自分が何駆動なのかを知る」ということを意識してほしいと思います。
<何駆動なのかを知る>とはどういうことかというと「自分はどんなことにワクワクするのか」、「自分のモチベーションの根源は何なのか」を分析してみるということです。
私の場合、〈知識欲駆動〉、〈憧れ駆動〉であると感じています。
「プログラミングができたらカッコいいな」、「自分もアプリとか作ってみたいな」という憧れ駆動から、独学でプログラミングを勉強し始め、その中で知識欲駆動が働き、どんどんと知識を蓄えていきました。こうして今では、学生ながらSNSアプリを開発するベンチャー企業のフロントエンドエンジニアを務めるまでになりました。
また、ここに至るまで3回生になるタイミングで休学し、ベンチャー企業数社でアルバイトをしていましたが、この経験を通して、今まで自分が社会を舐めていたことも思い知らされました。
皆さんも、自分が何駆動なのかを知り、夢中になって力を注げるものを探してみてはいかがでしょうか。

 

佐々木裕也さん

■佐々木裕也さん「今すぐやろ」

私は、友好祭で実行委員300人のリーダーや、海外で3ヶ月の長期インターン、さらには塾の立ち上げなど様々な活動に挑戦しています。そんな私が今回お話しするのは「チャレンジするために日々心掛けて欲しい事」についてです。

・「悩む」と「考える」の違いについて
ご両親に「あんた、将来どうするの?」と聞かれた時に「ちゃんと考えてるよ!」と答えたことはないでしょうか。
それは本当に「考えて」いるのでしょうか。本当は考えているのではなく「悩んで」いるだけなのではないでしょうか。
「悩む」と「考える」の違いは答えを出そうと試みているかどうかです。その上で、自分が今、考えているのではなく悩んでいるなということがわかれば、ただただ悩み続けるのではなく、次のアクションにつなげることができるのではないでしょうか。

・変化しない=リスク
今の時代、変化しないことがリスクです。チャレンジするのは怖いかもしれませんが、まずは身近なチャレンジから始めてみませんか?
「おしゃれなカフェで、普段頼まなかったおしゃれなメニューを頼んでみる」というような小さなチャレンジを積み重ねていくことで、挑戦することへの怖さと少しずつ仲良くなっていけると思います。

________________________________________

各登壇者による座談会 座談会 お題は「夢を語るワーク」

トーク終了後は、各登壇者に分かれて座談会が行われました。
参加者の皆さんは、ユニークな活動をされている先輩方のお話に目を輝かせながら、前のめりになって話を聞いたり、自分の考えをぶつけたりしていました。

座談会が終わると今度は、ワークショップが始まりました。お題は「夢を語るワーク」。

内容は、自分の卒業時の姿を描き、それに向けて今何をするのかを考え、お互いに共有するというものでした。

先輩たちの熱いトークを聞いた新入生の皆さんは、先輩たちが語ってくれたアドバイスをもとに、自分自身を見つめなおして真剣に将来について考えていました。

<世話役メッセージ>
学生団体Clopen(平成30年度後援会チャレンジくん採択事業)

・前田 恭輔さん(工学域 物質化学系学類 3年生)
日本をもっと発展させるとか、社会をよりよくするとか、そういうことを目指すのではなく、府大生が互いに自分の夢や悩みを語り合い、純粋に自分が幸せになれるように、これからの大学生活を充実したものにして欲しいとの思いで、Clopenの活動を行っています。

・崎山 琴音さん(現代システム科学域 知識情報システム学類 3年生)
新入生の多くは環境がガラリと変わりこれからの過ごし方を考えており、この時期での特別編開催には大きな意味がありました。吸収力がある時期だからこそ、大学生活を有意義なものにできるチャンスも大きいから。「意識高そう」とか思われやすいイベントですがそんなことはなく、自分のやりたい事に本気で向き合っている人と会える、単なる「めっちゃ面白いイベント」です。今後も定期的に開催していきますので、ぜひ一度参加してみて下さい!

夢こもんず 参加者で集合写真

 

【取材:川口 泰輝(工学研究科 博士前期課程 航空宇宙工学分野 2年)】
【取材日:2019年4月18日】※所属等は取材当時