7月13日~16日の4日間、学生有志とボランティア・市民活動センターV-stationによる新入生向け「学生によるオンラインカフェ」が実施されました。

オンラインカフェ開催イメージ画像

地域保健学域 総合リハビリテーション学類 理学療法学専攻 3年 湯川 翔太さん

学生有志として参加した塩川 健斗さん(工学研究科 航空宇宙海洋系専攻 航空宇宙工学分野 博士前期課程2年)から、開催後にレポートが届きました。

■ 塩川さんのレポート

上級生が、「新入生のみなさんの疑問を解消して、不安を少しでも和らげることができれば」との思いで立ち上げた今回のイベント。「Zoom(ズーム)」アプリを使って、学域別に集まるためのバーチャルな会場を作り、通常時の大学生活の紹介や、新入生同士がグループで話せる時間などを盛り込みました。

オンラインカフェ開催イメージ

新入生からは、「まだ地元にいて新歓に行けず、出遅れている気がする」「授業の課題が多すぎて他に手を付けられない」という不安の声もありました。

上級生からは、「まだ部活自体が制限しながらの活動である」「個々人の都合を柔軟に考えつつ入部や見学などはできない」「今年は出席が取れない・理解度が測りにくいために課題が膨大であるが、本来ならこんなに多くはない」などと現状を伝え、新入生の不安な気持ちが少しでも和らぐよう、様々なコミュニケーションが取られました。

オンラインカフェ イメージ画像オンラインカフェ開催後、新入生からは、「少し学生生活が見えてきた!」「今の状況に焦らず大学生活を楽しもうと思う」など、肯定的な気持ちを多数聞くことができました。カフェが終わった後も、個別での多くの質問のやり取りが続いています。

大学に合格・入学したのに、例年通りの「大学生活」を満足に送れない今年度の新入生。不安を少しでも和らげて応援したい一心で、離れていても集まれなくても学域別に交流できる場を作った上級生有志たち。オンラインカフェ開催後にコメントをいただきました。

有志のコメント

・地域保健学域 総合リハビリテーション学類 理学療法学専攻 3年 湯川 翔太

オンラインカフェ開催有志 湯川さん「オンラインカフェ」は新型コロナウイルスが蔓延し、活動自粛が続く中で新入生の不安を解消したいという学生の想いからスタートし、自分もその想いに共感し今回の企画に参加しました。特に授業もほとんどがオンラインになった中で、「不安解消と新入生同士の繋がり作り」を目標に企画内容を考えていきました。
オンラインカフェ終了後、参加してくれた新入生の多くから不安が解消されたという声が聞けて良かったです。今後も新入生を中心に学生の不安が解消され、大学生活をわくわくできるような活動に関わっていきたいと考えています。

・人間社会システム科学研究科 現代システム科学専攻 知識情報システム学分野 博士前期課程 2年 三上 滉史
オンラインカフェ 三上さんこのオンラインカフェを通じて、新入生の不安は単位・成績によるものが大きいと思いました。先輩と繋がる機会もなく、初めての大学生活なのでわからないことがたくさんあると思います。少しでも新入生の不安がなくなるよう、今後も大学の先輩として手助けできればと思います。

・現代システム科学域 マネジメント学類 マネジメント課程 2年 浦 美月
オンラインカフェ 浦さん上級生ですら分からないことが多かった前期、新入生のみなさんは分からないことだらけで不安だったと思います。私自身、1年生の時にたくさんの活動を後押ししてくれたのは先輩方だったので、新入生を何らかの形でサポートしたいという思いが強くありました。この取り組みから、先輩とのつながりや前向きに踏み出すきっかけになったとの声もあり、微力ではありますがこのような形で少しでも力になれて幸いです。今回のカフェに限らず、聞きたいことや話したいことがあればいつでもお話しします!

最後に、新入生の皆さんへ

大学内のおすすめの場所についての質問や、数学などの質問ができる場所がオンライン上で欲しいといった新入生の生の声が聞けて、新入生がどこに不安を持っているのかが少し分かった気がします。今後も新入生のモチベーションを上げられるような活動をしたいと思います。

〈関連情報〉
本学学生有志が新入生向け「学生によるオンラインカフェ」を開催

【寄稿日:2020年9月1日】 ※所属、学年は寄稿当時