2021年12月21日(火)中百舌鳥キャンパス馬場にて、地域再生副専攻の「府大生による災害時の救援設備立ち上げ模擬作業」が行われました。
この活動は本学の地域防災センター、馬術部および地域実習演習受講生の協働で実施したもので、本日が府大としての最後の授業でした。

今回の活動は、大規模な自然災害を想定しました。
原水と電気しかない状況で、原水をきれいな水にして、みんなで飲むことを目標に模擬授業がスタートしました。
大規模災害の発生時に、被災者へ迅速な避難を支援し、避難に関する防災知識の普及を図るためのアプリがありますが、今回は馬術部スタッフによって作成された防災マニュアルを用います。

携帯カメラで防災マニュアルのQRコードを読み取った後、浄水装置を起動してバケツに入った原水を浄化します。浄化した水はポットで温めて紅茶にしました。
受講生はみんなで協力し合い、全ての工程を終えることができました。

活動後、地域防災センターの山地久美子先生から阪神大震災や野島断層についてお話いただき、防災意識を高めました。

指導教員で地域防災センター長の伊藤康人教授は今後、浄化装置を改良していきたいとお話いただき、今後も学内の多彩な機関・団体が連携し、防災をはじめとする様々なアイデアを実証し、実用に活かして参ります。

【取材日:2021年12月21日】
※所属・学年は取材当時