松本朋子(まつもと ともこ)さん
2017年3月 桃山学院高等学校 卒業
2021年3月 生命環境科学域 生命環境科学類 卒業
2021年4月 生命環境科学研究科 応用生命科学専攻 博士前期課程 入学

―大学の決め手
中学時代修学旅行にて農業体験をしたとき、作物が広がる景色の美しさに心奪われ農学部に進学したいと考えるようになりました。その後地元大阪で志望校を探していた所、大阪府立大学の農学部では生命現象に関する研究を行っていること、また日本一の植物工場を持つことを知り興味を持ち受験を決めました。

―大学入学後
私は高校時代先生と対話し学ぶことが大好きだったため、大学ではほとんどそのような機会はほとんどないだろうと残念に思っていましたが、実際は全く異なっていました。課程選択や研究の相談に対し真摯に接してくださる先生方ばかりで、日々研究室内外問わず先生とお話することができるため、毎日その時間を楽しみに過ごしています。

―研究活動
植物の病害抵抗性機構を明らかにするためにデータ解析や生化学的な実験を行っています。具体的な内容としては細胞核内に存在するタンパク質の新規機能探索なのですが、その研究活動では「まさか」の連続です。時に「まさか」こんな性質を持っていたのかと青ざめることもありますが、一方で研究室内のメンバーと議論しているうちに「まさか」あの性質はこんな意味を持っていたのかと心躍ることもあります。皆さんには是非この予想できない「まさか」を体験していただきたいです。

―高校生へのメッセージ

高校生と話しているとよく大学生活は楽しいのかと聞かれることがありますが、私の答えは「めちゃくちゃ楽しい!」です。私は大学の生活面において学園祭実行委員会に所属し個性豊かな人達に囲まれ楽しく過ごしたこと、また気の合う先輩と北欧に旅行したことが、勉強面では副専攻プログラムにて他県に泊まり込みで植物工場について学べたことが一生の思い出となりました。だから皆さんも遠慮なく大学にワクワクした気持ちを持って飛び込んできていただけたらと思います。

最後に、私は今後皆さんが何かを選択する時、逃げる選択ではなく好きな方向に進む選択をしてほしいと思います。その方が大学での学びをより楽しめると信じているからです。この体験談が少しでも好きな方向を選択できる道しるべになることを祈っています。

【寄稿:2022年2月25日】※所属は寄稿当時。

 

大阪公立大学 農学部