甲木 孝弘さん(東洋食品研究所) 2016年3月 大阪府立大学大学院 生命環境科学研究科 博士前期課程 修了 |
現在の企業名・職務内容
私は現在、東洋食品研究所という、食品に関する研究を行う機関で研究員として勤務しています。
食品に関する研究と一言で言っても「未利用資源(廃棄される食品残渣等)の活用方法」や、「食品加工技術」、「食品成分変化の分析」等々、研究内容は多岐に渡ります。
私は食品機能性に関する研究を中心に行なっていますが、さまざまな専門性を持った人に囲まれ、常に違った視点からアドバイスをいただきながら研究に携われるのが魅力な職場です。
生命機能化学課程(研究室で)取り組んだこと
学部・大学院合わせた6年間の大学生活の前半は陸上競技部の活動が中心でした。
後半は自分が興味を持った研究室に入り、一気に研究中心の生活になりました。研究室生活では、それ以前の様に陸上競技の練習時間が確保できなくなりましたが、学部生時代に身につけた自分で課題を見つけて解決する効率の良い練習方法を生かして、自己ベストも更新することができました。
取り組んだことの結果を振り返り、分析する癖をつければ、卒業し仕事に就くようになってからもその経験は必ず役に立ちます。両立を模索して陸上競技を継続することができてよかったと、今でも思えます。
学生時代の経験で、現在の仕事に生かされていること
研究生活では研究成果の道筋が見えた時は非常に嬉しく、地道な努力が実を結んだ感動を覚えています。
実験でトライ&エラーを繰り返す中で身についてきた論理的な思考法や、学会発表等を行う中で学んだプレゼンテーション法など、大学で学び、経験したことは仕事で大いに役に立っています。
また、研究中心の生活の中でも、飲み会やゼミ旅行があったり、息抜きに仲間と遊びに行ったりと楽しい思い出も多々できました。
指導していただいた先生方には、仕事柄今でもアドバイスやご助力いただくことがあり、面倒見の良い先生方に出会えて、つくづく運が良かったと思います。
【寄稿:2021年3月】※所属は寄稿当時。