2月12日、「校友会(大阪府立大学全学同窓会)」と「陵友会(経済学部同窓会)」との共催で阪神電気鉄道株式会社の藤原社長(経済学部OB)による講演会が行われました。
貴重なお話が伺えるこの講演会に、同窓会取材レポートとしてミチテイク取材班&経済学部後輩でもある野村、市川コンビが参加しました!
<OBプロフィール>
阪神電気鉄道株式会社
藤原 崇起(ふじわら たかおき)社長
大阪府立大学経済学部を卒業後、1975年に阪神電気鉄道入社。鉄道事業本部運輸部長、常務などを経て、2011年に代表取締役社長に就任。
<講演録「阪神沿線の活性化」に向けて>
─阪神電車の紹介─
2009年3月に阪神なんば線を開通させ、交通ネットワークの充実に寄与することができた。特に阪神間~東大阪・奈良エリアでの通学圏域が拡大したと考えられる。
─阪神電車ができること─
生活支援施設の誘致や女性の社会進出支援、IC乗車券の活用などが挙げられる。また、駅のバリアフリー化による移動の円滑化もできることの一つ。
─「阪神沿線の活性化」に向けた取り組み─
駅や高架下を活用した野菜の栽培やスーパー誘致、デイサービス施設の開設などで、より地域に密着した取り組みを行っている。また、ICタグを活用させた登下校見守りサービスを充実させることで、女性の社会進出の支援につなげたい。
更には『“たいせつ”がギュッと。』をキャッチフレーズに、沿線の良いイメージと当社の思いを発信していきたい。
─最後に学生に対して─
当社には若手社員のアイデアで採用された取り組みがある。学生の皆さんには、豊かな想像や新鮮な発想を大切にしてもらいたい。
< 講演会を振り返って >
質疑応答では、講演会に参加された府大OBの方々から鋭い意見が飛び交い、さまざまな考えを共有することができました。
また、参加した現代システム科学域マネジメント学類の学生は「“地域活性を企業の活性につなげていく”という経営の考え方に触れ、興味深かった!」と語ってくれました。
藤原社長と現役学生参加者
【取材:
野村 友紀子(MICHITAKERs/経済学部 経営学科 3年)
市川 由梨 (MICHITAKERs/経済学部 経営学科 3年)】
【取材日:2014年2月12日】※所属・学年は取材当時