春めいてきた4/4、生命環境科学研究科の昆虫研(環境動物昆虫学研究グループ)の研究者と学生が学内で採集していたところ、貴重種のツマグロキチョウが発見されました!
(撮影:上田昇平 助教)※写真の無断転用を禁じます。
<ツマグロキチョウ参考情報>
環境省自然環境局 生物多様性センター「生物情報 収集・提供システム いきものログ」より
https://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/zukan/?_action=rn059
最近大阪のあちらこちらで見つかってきているものの、環境省が絶滅危惧II類に指定している貴重なチョウです。
環境豊かな中百舌鳥キャンパス、夏には近隣の子どもたちがセミ取りなどで遊びに来ていますが、学生や卒業生のみなさんもぜひ、色々な鳥や動物、昆虫などを探しに、ぜひぶらりと散歩してみてください。
■発見した平井規央 准教授のコメント
普通に見かけるキチョウ(キタキチョウ)と比べて小型で赤みがあったので、飛んでいるときに本種とすぐに分かりました。キャンパス内の草原がこのチョウの好みに合っていたのかも知れません。幼虫が食べるカワラケツメイが見当たらないのですが、なぜやってきたのか不思議です。昨年は大和川や大泉緑地でも見つかっていますので、これからもっと生息地が広がれば、と思っています。
▼昆虫研の紹介記事(Webマガジン「ミチテイク・プラス」)
小さな生き物たちを守る―生命環境科学研究科 環境動物昆虫学研究グループ
http://michitake.osakafu-u.ac.jp/2015/06/01/entomologicallabo/
▼中百舌鳥キャンパスの環境についての情報はこちらでも
中百舌鳥キャンパス自然観察マップ
府大池の生態系
キャンパス・ビオトープ
【取材:皆藤 昌利(広報課)】
【取材日:2017年4月19日】