授業に向かう途中や、食堂や生協へ立ち寄る途中。一日に幾度となく学生会館付近を通る方も多いのではないでしょうか。その学生会館のすぐ前にある花壇のひとつを管理するのが、実は本学の学生団体だったこと、みなさんはご存知でしたか?
その団体とは、「府大はなさかプロジェクト」。花壇にはこの冬、後援会チャレンジくん(目標設定型の奨励金制度)の採択をうけて、新たに日時計も設置されました。
今回は、「府大はなさかプロジェクト」の代表 大田 崇眸呂さん(現代システム科学域 3年生)に、色々なお話しを伺いました!

―はなさかプロジェクトに参加しようと思ったきっかけは何ですか?
もともとボランティアに興味があり、ボランティアセンターV-station(注1)の説明会に参加、そこで「はなさかプロジェクト」の存在を知りました。もちろん「花が好き」というのがきっかけで、はなさかプロジェクトに参加しているひともいます。

―活動していて良かったと思うことや印象的な出来事はありますか?
花壇の手入れをしていると、通りかかった地域の方に「きれいやねぇ」と声をかけてもらえることがあります。そんな時はすごく嬉しいですね。また、学生が手入れや管理をしていることを伝えると驚かれる方もたくさんいます。

2月、花壇の手入れをする大田さん(中央)とはなさかプロジェクトメンバー

2月、花壇の手入れをする大田さん(中央)とはなさかプロジェクトメンバー

―活動する中で、大変なことはなんですか?
台風です!強風で花が倒れてしまうので。天候の変化には敏感になりますね。

―花壇のレイアウトはどうやって決めているのですか?
1シーズンの花が終わった後、いったん花壇の土を耕してならします。次に植える苗はもう決まっているので、その特性を考えつつみんなであれやこれや言いながらその場で決めていきます。

20160202_4―花の苗はどこから?
私たちは堺市の花のボランティア「花いっぱいゃさかい」に定期的に参加しています。そこで植栽用の苗を分けてもらい、それを府大の花壇に植え付けしています。

―花の知識についてはどうやって勉強しているのですか?
先輩から教えてもらったり、地域ボランティアに参加したときに地域の方に色々と教えてもらったりしています。苗を植えるときの間隔など、自分たちで世話をしているうちに感覚で覚えていくことも多くあります。

―新しく設置された日時計について聞かせてください。
これは、後援会チャレンジくん(注2)の採択を受けて設置しました。
白鷺門通りのモニュメント『プロセス』に負けないくらいの府大名所になるのが目標です!

日時計

2月、設置されたばかりの日時計

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4月、大田さんと日時計

―活動を通して何か伝えたいことはありますか?
「府大に花あり」ですね!
はなさかプロジェクトはもともと、地域の方の「府大には花が少ない」とう声がきっかけでうまれたプロジェクトなんです。今はこうやって僕たちが花を絶やさないよう活動を続けています。

4月、花いっぱいの花壇を背景に

4月、花いっぱいの花壇を背景に

いつもきれいな花壇は、はなさかプロジェクトの学生さんの愛情と情熱に支えられていたんですね!
花からパワーをもらうだけでなく、育てている「ひと」の存在を感じることで、何気なく見ていた景色がいきいきと輝いて感じられました。はなさかプロジェクトのみなさん、これからも見るひとの心をぱぁっと明るく照らしてくれるような花壇を楽しみにしています!

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【取材:仲田 くるみ(広報課)】
【取材日:2016年2月2日】※所属・学年は取材当時


(注1)ボランティアセンターV-station
「府大の学生にボランティアの輪を広げたい」と願う有志の学生グループの活動が母体となり、2009年に設立。地域からのボランティア活動の依頼の案内や、学生ボランティアの紹介など、仲介活動(コーディネート)を行う。
(注2)後援会チャレンジくん
社会に貢献するアクティブで個性ある学生を育成するための目標設定型奨励金制度。